Windows VistaをメインPCとして使っていたが、Vistaの起動の遅さと不安定さに嫌気がさしてメインPCとして使うのを止めた。Windows2000に戻そうかと思ったが、Windows2000はHDD容量が100GBまでしか認識しないようで今のPCのハード的なスペックにもはやOSが時代遅れであるというのは否めない。

色々悩んだ末、久しぶりにLinuxをメインPCのOSとして使うこととした。とは言え、Linuxもプリンタとかデジカメとか周辺機器のサポートは未だ未だだろう、と言う事でVistaを残しつつLinuxのデュアルブート環境を構築。選んだディストリビューションはDebian/GNU Linuxである。自宅サーバで使ってるディストリビューションであり、使い慣れていると言う事と、安定感も満足しているのが選んだ理由。Ubuntuも魅力的だったが前に使ったときにroot権限のコマンド打つのが面倒だったので却下。

かつてのDebianと言えばインストールがRed Hat系に比べ難解だったが、最新版の5.0(lenny)はかなり改善されている、と言うかRed Hat系のインストーラに近い出来栄えだった。インストールしてしばらく使ってみてつくづく思ったが、これだけのOSがフリー(無料)で使えるなんて良い時代になったものである。世の中的にはWindows7がリリースとか言ってるけど、もうMicrosoft製品なんて買いたくない。エアロなどの見栄えに惹かれて購入したが正直Vistaの品質にはかなりガッカリした。

 

画面の大きさは「Guest Additions」をインストールする事で解消できた(1024x768になった)。

この「Guest Additions」というのをインストールすると、画面が大きくなったり、マウスのポインタがゲストOS側に制御を奪われないなど嬉しい事があるようだ。しかし、Gentooでインストールしたところ、画面は大きくなったものの、マウス制御がゲストOS側に奪われてしまう。

ゲストOS側のマウス制御を解放するにはデフォルトでホストキー(右のCtrlキー)を押す設定になっているが、自分はHappy Hacking Key Boardを使っており、同キーボードには右のCtrlキーなど無い。この場合、ホストキーの割り当てを変えれば良いのだが、VirtualBoxのバグ?でホストキーの割り当てを変更できないらしい・・・こうなると、偉大な「Ctrl+Del+Alt」キーを押下する他ない。

→ この件も解消。単にxorg.confにマウスの設定がされていないだけだった。

vbox_008.png

 

 

さてとコンパイルも終わったようだけど、色々足りない事があった。

  # emerge xorg-x11 ← kdeと一緒に入ると思ったけど入ってなかった。

  # emerge kde-i18n ← kdeを日本語化するために必要。

 # emerge terminus-font intlfonts freefonts cronyx-fonts corefonts ← フォント(UTF)

間にUSEフラグやら何やら色々必要な設定があるけど、面倒だから書かない。相変わらず、インストールについては、てこずるディストリビューションだ。

resolv.conが勝手に書き換えられてしまう事象について、Googleで調べてたら小生のへぼサイトが検索に引っかかった位だから、Gentoo使ってる人も少ないのかな。。。←結局調べたい事が書いてなかったけど(苦笑)

とりあえず、KDEの環境が出来た様子を記念撮影。

vbox_007.png

う~ん、fedoraと同じで画面が800x600と小さい。いじくり甲斐のある(マニア向けの?)Gentooをメインで使いたいのでこれだと不便だなぁ。

 

 

敢えてインストールが面倒くさいGentooも試してみた。

基本的にはここのインストール手順に従ってインストールを実施。

特筆しておくべき点は下記のとおり。

①ネットワークの設定

 インストール中にネットから諸々ダウンロードするのでネットワークが使えないと話にならない。デフォルトというか、インストールCD(minimal-CD)から起動したGentooのネットワーク環境は使えない(外と繋がらない)ので、設定をやり直す。

 # ifconfig eth0 down ← デフォルトのIPはVirtualBoxで使えないので落とす

 # ifconfig eth0 10.0.2.15 netmask 255.255.0.0 up ← VirtualBoxで使えるIPに設定

 # route add default gw 10.0.2.2 ← デフォルトゲートウェイの設定

 # vi /etc/resolv.conf ← DNSの設定

 

②その他(デスクトップ環境)のインストール

 敢えてそのパッケージ量が膨大に及ぶKDEを選んだ。

 # emerge kde ← Gentooはソースからコンパイルするので一晩くらいはかかるでしょう。 

 

 

インストール自体はすんなり。

ネットワークが繋がらず、VirtualBoxのマニュアルまで参照して色々調べた結果、以下の設定が必要だった。

①ネットワークアダプタの変更

 図のとおりネットワークアダプタを「Intel PRO/1000MT Desktop」に変更する。これは実際に使用しているNICのドライバによって変更が必要だったりするわけで、必ずしも必要ではないと思う。あくまで小生の環境でのはなし。因みにデフォルトではPC-net FASTⅢが選択されている。

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これでゲストOS(Windows2000)を起動すると普通にNICを認識してくれるのでドライバをインストールする。

②IPアドレス等の設定

 下図のとおり、IPアドレス等々を設定する。DNSは我が家のLAN内にある自宅サーバをDNSとして使ってるので、ここは参考にしないで欲しい。VirtualBoxのマニュアルP134「9.12 Configuring the address of a NAT network interface」にこの辺りの詳細がある。

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Ubuntu程ではないが、fedoraも簡単。手間と言えば、インストールが必要な点くらい。

fedoraもネットワーク絡みの設定はデフォルトのままで普通に使えた。

Ubuntuと違うのは画面が800x600と小さいところ。何か設定いじれば大きくできるのかな?

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数年前まではLinuxを使うために苦労してWindowsとのデュアルブート環境を構築していたが、これならそんな必要ない。むしろリブートしなくて良いので、こちらの方が良い。

 

 

たぶん、これが一番簡単。

と言うのは、Ubuntuのサイトで既にVirtualBox用のハードディスクイメージ?(拡張子が「vdi」のファイル)が置いてある。

これをダウンロードしてきて適当にVirtualBoxの仮想マシン設定を行えば直ぐに仮想マシンとしてUbuntuを使える。

小生の環境ではネットワーク絡みも何も設定せず、全てデフォルト設定のままで使えた。仮想化もここまで来たか・・・と言う感じ。

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週間アスキーでVirtualBoxなる仮想化ソフトがある事を知り、何となく簡単そうだからインストールしてみた。数年前までは仮想化と言えばVMwareが幅を効かせており、設定とかが難しくて挫折していた記憶があったが、VirtualBoxは超簡単だった。

ホストOSはWindows Vista Ultimate(32bit)でスペックはこんなもん。

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みんな揃って記念撮影的な画面キャプチャ

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ここ1ヶ月ほど、無音サーバがブッ壊れて暫くベアボーンを待機系として自宅サーバを運用していたが、ようやく復旧した。

原因は電源。

テスターを駆使して障害切り分けしたところ、どうやらDC基板が怪しいことがわかり、何か良いACアダプタキットが無いか調べたところこんな物があることをWebで発見。

なるほど、DC基板の設置場所など気にせずお手軽に無音(ファンレス)電源をGETできるわけですな。。。と言う事で早速購入。

が、しか~し、新品Picoちゃん電源を意気揚々と付けて電源ONするも、うんともすんともいわず、事態は改善されず。。。と言うか、ぶっ壊れたと思しきDC基板を付けている状態と全く同じ状況・・・もしやマザボが逝ってしまった?と思い、nano-ITX系のマザボをWebで漁ると結構これがイイ値段な訳で。。。

思ったよりもnano-ITXマザボの値段が張るのに愕然とし、落ち着いて考えたところ、古ぼけたATX電源が余っている事に気づき、これを使ってみることに。すると、普通にBIOSが立ち上がり、マザボは逝ってない模様であることは確認。

すると、やはり電源か。元々使用していたACアダプタ(Silver Stoneのこのケースに付いてたACアダプタ)の電力が60Wで非力なのか、出力は120Wな訳だし、昔物理か何かで勉強した仕事で得することはできない、とか何とか色々考えたところ、おとなしくACアダプタキットを一式購入することに決定。

購入したのは、これ。DC基板が3cm×10cmと小型なのが選んだ理由。何せSilver Stone のLC07は小さすぎてDC基板がごつすぎると蓋が閉まらんので。

ACアダプタキットが到着し、ACアダプタの電力を見ると80Wらしい。ためしにこれでやってみっかと、Picoちゃん電源にこの80WACアダプタを繋げると、BIOSが起動するではないか!う~ん、どうやら電力が非力だったのか・・・まぁ、何だか良く分からないがBIOSさえ立ち上がればこっちのもんよ。

今まで運用していた待機系quarkからログ、Webコンテンツなどのデータを移行して無事復旧。ベアボーンPCの電源もかなりうるさかったので、1Fのリビングに左遷させておいたが、これで1Fも静かになろう。

テスト

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